台湾、静寂と喧騒の狭間で出会う美しさ

台北の街を歩く。近代的な高層ビルと、歴史を感じさせる路地裏のコントラストが、この街の魅力を物語っている。初めて訪れる人でも、どこか懐かしさを感じるのは、その温かい人々と、細部に宿る文化の息吹だろうか。

今回は、そんな台湾の旅で心を奪われたいくつかの体験を、備忘録として残しておきたい。

台北で訪れるべき静かな場所

賑やかな観光地も良いが、台北には心を落ち着かせるための場所がいくつも存在する。

1. 永康街の隠れ家カフェ

永康街は、小籠包で有名な「鼎泰豊(ディンタイフォン)」があることで知られているが、一本裏道に入ると、時間が止まったかのような静かなカフェが点在する。手作りのデザートと、丁寧に淹れられた台湾茶は、旅の疲れを癒すのに最適だ。

  • おすすめ: 「茶藝復興」 – 伝統とモダンが融合した空間
  • 注意点: 静かな時間を過ごしたい場合は、平日午後の訪問を推奨

2. 迪化街で感じる歴史

乾物や漢方薬の問屋街として栄えた迪化街は、そのレトロな街並みが魅力。古い建築物がリカフェやセレクトショップとして生まれ変わり、新旧が入り混じる独特の雰囲気を醸し出している。

散策中に見つけた小さな茶葉店で、店主とのおしゃべりを楽しむのも旅の醍醐味だ。

3. 北投温泉の公共浴場

少し足を伸ばしてMRTで北投まで行けば、硫黄の香りが漂う温泉街が広がる。高級旅館も良いが、地元の人々に愛される公共浴場「瀧乃湯」は、素朴ながらも歴史を感じさせる。

  • 入浴料: とてもリーズナブル
  • 持ち物: タオル、シャンプーなど

台湾で必ず食べたい一品

台湾料理は多岐にわたるが、シンプルながらも記憶に残る一品を紹介したい。

牛肉麺

もちもちの麺と、長時間煮込まれたとろける牛肉、そして深みのあるスープ。雨の日に熱々の牛肉麺をすすれば、体だけでなく心まで温まる。

旅を終えて

台湾の旅は、常に新しい発見と、五感を刺激する体験に満ちていた。人々の優しさ、美味しい食事、そして何よりもその文化の奥深さに触れるたびに、またすぐにでも訪れたいという思いが募る。

次回は、台南や高雄といった南部の街にも足を伸ばしてみたい。